Airbnbの手数料が15.5%に?本当に値上げ?運営会社が実際の数字でわかりやすく解説
「Airbnbの手数料が3%から15.5%になった」
そんなニュースを見て、
「手数料が5倍になったの?」
「収益がかなり減るのでは?」
と驚いた方も多いのではないでしょうか。
しかし、今回の変更は単純な値上げとは少し違います。
この記事では、
- 何が変わるのか
- 本当に収益は減るのか
- 価格はどう設定すればいいのか
を実際の数字で解説します。
まず結論
結論から言うと、「手数料が増えた」というより、手数料を負担する人が変わるというイメージです。
これまでは
- ホスト:3%
- ゲスト:約15%
という形で分かれていました。
変更後は
- ホスト:15.5%
- ゲスト:0%
となります。
つまり、ゲストが支払っていたサービス料を、ホスト側へ一本化する仕組みになります。
これまでとの違いを比較
例えば、ホストが宿泊料金を20,000円に設定していた場合を見てみます。
| これまで | 新方式 | |
|---|---|---|
ホスト設定価格 | 20,000円 | 20,000円 |
ゲストサービス料 | 約3,000円 | 0円 |
ゲスト支払総額 | 約23,000円 | 20,000円 |
ホスト手数料 | 3%(600円) | 15.5%(3,100円) |
ホスト受取額 | 19,400円 | 16,900円 |
これだけ見ると、「受取額が2,500円も減る!」と思ってしまいますよね。
しかし、実際はここで料金を調整することで以前と同じ受取額にすることが可能です。
同じ受取額にしたい場合はいくらに設定する?
これまで受取額が19,400円だったとします。
15.5%手数料でも同じ受取額にするには、販売価格を約22,960円に設定します。
計算すると、22,960円 × (1 − 15.5%)=約19,400円
| これまで | 変更後 | |
|---|---|---|
ホスト設定価格 | 20,000円 | 22,960円 |
ゲストサービス料 | 約3,000円 | 0円 |
ゲスト支払総額 | 約23,000円 | 22,960円 |
ホスト受取額 | 19,400円 | 19,400円 |
実は、ゲストが支払う総額はほとんど変わらず、ホストの受取額も維持できます。つまり、「手数料が5倍になった」というより、表示価格の考え方が変わったということです。
なぜAirbnbは変更したのか?
Airbnbが挙げている理由の一つは、他のOTAと価格を比較しやすくするためです。
例えば、同じ部屋をAirbnb、Booking.comで販売していた場合、
これまでは
Airbnb
20,000円
↓
最後にサービス料
↓
23,000円
Booking.com
23,000円
↓
そのまま23,000円
というケースがありました。
ゲストから見ると「Airbnbは最後に料金が高くなった」ように見えてしまいます。新しい仕組みでは、最初から22,960円と表示されるため、Booking.comなど他OTAと比較しやすくなります。
PriceLabsを利用している場合は?
PriceLabsを利用している施設では、料金設定の基準額を調整することで対応できます。重要なのは、ダイナミックプライシングが自動で価格を変更していても、「基準となる価格」が変わらなければ受取額は変わってしまうということです。
PriceLabsやPMSを利用している場合は、ベース価格や手数料設定を一度見直すことをおすすめします。
こんな運営をしている方は特に注意
次のようなケースでは、一度設定を確認しましょう。
- Airbnbだけ運営している
- Booking.comも運営している
- PriceLabsを利用している
- Beds24やAirhostなどサイトコントローラーを利用している
- PMS側で料金を一括管理している
料金設定によっては、受取額が想定より少なくなる可能性があります。
よくある質問
Airbnbだけ運営している人も15.5%になりますか?
対象となるアカウントでは、順次シングルサービス料へ移行します。適用時期や対象は契約内容によって異なるため、Airbnbからの案内を確認しましょう。
実質的に値上げですか?
単純な値上げとは言えません。
これまでゲストが支払っていたサービス料を、ホスト側で負担する形に変更したものであり、販売価格を適切に調整すれば、これまでと同程度の受取額を維持できるケースもあります。
ゲストは安く感じますか?
宿泊料金にサービス料が含まれるため、予約画面で料金が大きく増える印象は少なくなります。
一方で、販売価格そのものを上げれば、検索一覧に表示される価格も上がるため、市場とのバランスを考えた価格設定が重要になります。
まとめ
今回の変更は、「Airbnbの手数料が3%から15.5%に値上げされた」とだけ捉えると誤解しやすい制度変更です。
しかし実際には、ゲストが支払っていたサービス料をホスト側へ一本化する仕組みへの移行であり、価格設定を見直すことで受取額を維持できるケースもあります。
ただし、Airbnbだけでなく、Booking.comなど他OTAとも連携している場合は、料金バランスや市場価格を踏まえた調整が欠かせません。
NEXSIAでは、Airbnb・Booking.comをはじめとするOTA運用や、PriceLabsを活用したダイナミックプライシングの設定・運用まで一貫してサポートしています。「設定をどう変更すればいいかわからない」「受取額を維持しながら競争力のある価格にしたい」といったお悩みがあれば、お気軽にご相談ください。
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