民泊運営代行会社を乗り換えるには? ①手順と注意点を現場目線で解説
「今の代行会社に少し不満がある。でも、乗り換えるのは大変そう」
民泊運営を代行会社に任せているオーナー様から、このようなご相談をいただくことがあります。
売上が思うように伸びない、運営代行会社の本部からの連絡とのやり取りがスムーズにいかない、清掃品質が安定しない。
色々と代行会社さんに対して、気になることはあっても、すでに予約が入っていると、
「本当に乗り換えた方がいいのかわからない」
「レビューや予約はどうなる?」
「引き継ぎが大変そう」
と迷ってしまう方も少なくありません。
確かに、民泊運営代行会社を変更する際には、契約だけでなく、AirbnbなどのOTA、既存予約、清掃、鍵などの引き継ぎが必要です。
ただし、すべてをオーナー様自身で対応する必要はありません。
NEXSIAでは、現在の運営状況を確認するところから、乗り換えが決まった場合のOTAや既存予約、清掃、鍵などの引き継ぎまでサポートしています。
今回は、実際に民泊運営を行うNEXSIAの視点から、代行会社を乗り換える際の基本的な流れから注意点などについて、4つの記事に分けて解説していきます。
第1弾の今回は「乗り換えの際の基本的な手順と注意点」についてです。
まずは「本当に乗り換えるべきか」を確認する
「去年より売上が落ちた」「最近予約が入らない」
こうした状況が続くと、運営会社を変えた方がいいのではないかと考えるかもしれません。
ただし、売上が落ちた=運営会社に問題がある、とは限りません。
周辺施設の増加、宿泊需要の変化、イベント、OTAの仕様変更など、民泊の売上にはさまざまな要因が影響します。
一方で、
- 数字が悪化しているのに具体的な改善提案がない
- 売上や稼働状況が十分に共有されない
- 清掃やゲスト対応の問題が繰り返されている
- 相談しても改善されない
- 担当者や本部と連絡がなかなか取れない
といった状態が続いているなら、運営会社の乗り換えを検討すべき状態だとNEXSIAでは考えます。
重要なのは、今の会社が良い・悪いと感覚だけで判断せず、
「現在の運営にはどこに改善余地があるのか」「別の会社ならどう改善できるのか」を比較することです。
まずは相談をし、その結果、別の運営会社の方がより良い運営が期待できるのであれば、そこで初めて乗り換えを具体的に検討すればよいと考えています。
NEXSIAでは、乗り換えを決めていない段階でも、現在の価格設定や稼働状況、OTA運用、レビューなどを確認するところからご相談いただけます。
民泊運営代行会社を乗り換える基本的な5ステップ
「乗り換えたいけれど、何から始めればいいかわからない」という方も多いと思います。
物件や契約内容によって異なりますが、基本的には次のような流れで進めることが一般的です。
1.現在の契約内容を確認する
最初に、現在の運営会社との契約書を確認します。
特に重要なのが、解約予告期間、違約金、契約終了時の引き継ぎ条件です。
「解約の1か月前まで」「3か月前まで」など会社によって条件が異なるため、早い段階で確認しておくと切り替えスケジュールを立てやすくなります。
2.新しい運営会社へ相談する
現在の売上や稼働状況、レビュー、困っていることなどを共有し、新しい会社ではどのような改善ができるのか確認します。
このとき、単純な売上予測だけで判断するのはおすすめしません。
「なぜ現在この数字なのか」「具体的に何を変えるのか」まで説明してくれるかを見ることが重要です。
3.OTAアカウント・リスティングを確認する
AirbnbやBooking.comなどについて、誰のアカウントで運営されているのかを確認します。
特にAirbnbは、オーナー自身のアカウントなのか、代行会社のアカウントなのかによって、乗り換え方法が大きく変わることがあります。
契約終了後にリスティングやレビューをそのまま利用できなかったり、旧アカウントに未来予約が残ったりするケースがあります。
そのため、現在代行会社のAirbnbアカウントで運営している場合は、解約を申し出る前に、アカウント・リスティング・既存予約がどうなるのかを確認しておくことをおすすめします。
この問題については、後日別記事で詳しく解説します。
4.既存予約を確認して切り替え日を決める
民泊では、数か月先まで予約が入っていることも珍しくありません。
そのため、「○月1日から新しい会社」と単純に切り替えられないケースもあります。
既存予約を誰が対応するのか、いつから新しい会社がゲスト対応を行うのかなどを整理し、できるだけ予約に影響が出ないよう移行スケジュールを組みます。
乗り換えるために既存予約をキャンセルする必要はありません、現在の予約を維持できる方法を検討することが基本です。
5.清掃・鍵・備品などを引き継ぐ
最後に、実際の施設運営を引き継ぎます。
清掃会社やリネン、鍵、消耗品、ゴミ回収、緊急時の対応方法など、現場には細かな引き継ぎ事項があります。
特に予約が途切れず入っている施設では、
「最後の旧会社の清掃」と「最初の新会社の清掃」
を明確にしておくことも重要です。
NEXSIAへ切り替える場合は、こうしたOTA・既存予約・清掃・鍵などの引き継ぎも含めてサポートしています。
乗り換えは「運営全体を見直す機会」にもなる
運営会社を変えるメリットというと、「売上アップ」をイメージする方も多いかもしれません。
もちろん、価格設定やOTA運用を改善した結果、売上が伸びる可能性はあります。
ただし、会社を変えれば必ず売上が上がるわけではありません。
NEXSIAが考えるもう一つのメリットは、これまでの運営を一度フラットな状態で見直せることです。
宿泊料金だけでなく、写真やリスティング、OTA展開、レビュー、清掃、ゲスト対応などをまとめて確認すると、これまで気づかなかった改善点が見つかることがあります。
長く同じ会社へ任せていると、「これが普通」と思っていた運営方法も、別の会社から見ると改善できる場合があります。
だからこそ、乗り換えを検討するときは手数料だけを比較するのではなく、「この会社なら今の運営をどう変えてくれるのか」を確認することが重要です。
乗り換えるか迷っている段階でも相談していい?
もちろん問題ありません。
NEXSIAではむしろ、乗り換えるべきか自分では判断できない段階で、一度第三者に見てもらうことに意味があると考えています。
現在の運営を確認した結果、
「市場環境が主な原因で、現在の運営自体には大きな問題がない」
ということもあれば、
「価格設定を見直せる」
「OTA展開に改善余地がある」
「レビューや清掃の改善が必要」
といった課題が見つかることもあります。
そのうえで、現在の会社より新しい運営会社の方が具体的な改善策を提示でき、より良い運営が期待できるのであれば、乗り換えを検討すればよいのです。
「相談する=契約を変更する」ではありません。まず現在の施設にどんな改善余地があるのかを知るところから始めるのがおすすめです。
「今の運営が適切なのかわからない」
「ほかの会社ならどう運営するのか聞いてみたい」
「乗り換えたいけれど、既存予約やレビューが心配」
という段階でも構いません。
まずは現在の運営状況を整理し、どこに改善余地があるのかを確認するところから始めてみてください。
次回の記事では「乗り換えを検討した方がいい6つのサイン」について詳しく説明していきます。
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